RSウイルス感染症の流行時期は、日本国内においても年や地域によって違いがあります。
監修
森岡 一朗 先生
日本大学医学部 小児科学系 小児科学分野 主任教授
2026年8月21日更新
RSウイルス感染症はいつごろ流行するの?
従来、RSウイルス感染症は秋から冬にかけて流行していましたが、近年は夏にピークを迎える傾向がみられています1)。ただ、この流行パターンが必ずしも当てはまらない年も出てきており、いつRSウイルス感染症が流行するかを予測することが難しくなっています2)。また、流行時期は地域によっても異なる場合があります2)。
RSウイルス感染症の流行状況(2018年第9週~2025年第52週)

国立健康危機管理研究機構. 感染症発生動向調査週報
(https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/idwr/index.html)より作成[2026年7月1日]
そのため、「RSウイルス感染症はいつ流行してもおかしくない」と考えて、備えておいたほうがよいでしょう。RSウイルスは初めて感染すると重症化しやすいといわれているため1)、赤ちゃんがいるご家族は予防に取り組むことが大切です。
お子さんをRSウイルス感染症から守る方法として、手洗いやアルコール製剤による消毒など普段の生活の中での感染予防のほか、生まれてきた赤ちゃんへの抗体製剤の投与や、妊娠中のお母さんへのワクチン接種があります1)。
予防方法については「RSウイルス感染症の予防方法」をご覧ください。
関連Q&A
Q 赤ちゃんのRSウイルス感染症予防のために妊婦の時期にできることはあるの?
RSウイルス感染症の最新発生状況は?
最新のRSウイルス感染症の発生状況は、国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト「感染症発生動向調査週報 」で調べることができます。
参考文献
1) 厚生労働省. RSウイルス感染症に関するQ&A 令和8年4月27日改訂
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rsv_qa.htm)[2026年7月24日確認]
2) 国立健康危機管理研究機構. 感染症発生動向調査でみる2018~2024年のRSウイルス感染症の疫学
(https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/article/rsv/010/index.html)[2026年7月24日確認]
監修
森岡 一朗 先生
日本大学医学部 小児科学系 小児科学分野 主任教授
1997年、日本大学医学部卒業。2018年4月から日本大学医学部小児科学系小児科学分野主任教授。専門は、新生児・小児感染症など。新生児から思春期まですべての小児の診療に取り組む傍ら、新生児医学および小児科学に関連する臨床・基礎研究を行い、学術論文を数多く発表している。日本小児科学会:小児科専門医・指導医、日本周産期・新生児医学会:周産期(新生児)専門医・指導医など。